■日本フルートコンヴェンション2009
  8月21日(金)〜8月23日(日)
藤田真頼・フルートレクチャー開催
会場 昭和音楽大学(小田急線新百合ヶ丘駅徒歩4分)
8月22日(土)午前11時から A215教室にてスタート


■ 「フィリップ・ゴーベールの作品におけるフルートとピアノの関係」

   (ピアノ:C.ルフストロンド)

■『講義内容紹介文』どうしてフランス音楽の響きは人の心を惹きつけるのでしょう。難解だけど誰もが憧れるフランス音楽。我々日本人にとってはドイツ物の様に受け容れ易いものでなく、
謎の響きであり克つ魅惑の音楽である。この独特な響きにフルートのエコールフランセーズは少なからず多方面から影響を与えている。近代フルートの父P・タファネルはバッハのフルートソナタ等を発掘し、ソロ楽器としてのフルートの地位を確立した。以来フルートのリサイタルと言う可能性に、色々
な作曲家が作品を残す。中でもタファネルの愛弟子、フィリップ・ゴーベールのレパートリーは非常に価値の高い物である。その割に認知度、演奏頻度が少ないのは残念に思う。ゴーベールはパリオペラ座のフルーティストとしてのみならず、作曲家としてG・フォーレに師事し、1905年ローマ大賞を受賞する。また、指揮者としてはパリ音楽院
管弦楽団、パリオペラ座管弦楽団の音楽監督を長年務め、多くの世界初演作品を成功に導いた。そしてパリ音楽院のフルート科の教授としても、信頼される立場の人間と
して迎え入れられた。3足の草鞋の生活だった多忙さは超人的なものであり、必然的に作曲は余暇に回される。ゆえに作品の数は少ないが、一流の煌めきと個性を放っている。彼にとって作曲
は仕事ではなく、本当に好きな音楽に没頭出来る時間だったのではないだろうか。パリ音楽院の卒業試験曲「Nocturne et Allegro Scherzande」を始めとして年代順に
ゴーベール作品の変遷を追って見る。「Berceuse」や「Fantaisie」では、師であるフォーレとの比較。ソナタ等に垣間見られる、遅い8/6拍子では憧れていたシューマ
ンの影響を感じさせる。また、特有の色彩感、和音、構成、連符の反復、フレージング等、様々な角度からアプローチしてみたい。これらはフルートを知り尽くした作曲家のフルートの為の曲である。そしてそこにはいつも素敵なパートナー、ピアノがいる。ゴーベールのピアノは伴奏ではなく対等な
共演者なのだ。フルートだけで、もしくはピアノだけで練習していると解らない事が、アンサンブルを重ねて行くとお互いの理解が成立して行く。その美しさと喜びの魅力を感じて頂きたい。
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