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藤田真頼フルートリサイタルが「THEフルート」誌に掲載
近代フルートの父”ポール・タファネル没後100年
「タファネルとゴーベールの遺産」と冠したリサイタルを開催
2008年は、“近代フルートの父”と称されるポール・タフアネルの没後100年に当たる。タファネルとその弟子であったフィリップ・ゴーベール。二人の共著である通称“タファネルゴーベール”と呼ばれるメソード「17GRANDS EXERCICES JOURNALIERS」。今もなお、フルート演奏法のバイブルとして世界中で使われている。その、フランスフルート界の二大巨匠が我々フルート愛好家に残してくれた『遺産』をいくつかピックアップした演奏会が行なわれる。企画者、そして奏者は、フランス音楽に造詣が深いフルーティスト藤田真頼氏だ。
氏は2004年1月にも、同テーマによるリサイタルを開催し、好評を博した。第2回の開催に当たって今一度、氏がライフワークのように取り組んでいるこの企画に込める想いを聞いてみた。
「誰しもリサイタルをするときは自分の好きな曲をやりたいわけだし、聴衆に受ける曲を選ぶでしょう。そのことから、有名なピアノやヴァイオリンのアレンジ曲を選ぶ場合もあるけれど、フルーティストは、フルーティストが残したフルートのオリジナル曲を後世に伝えることもしなければいけないと思うんです。」

「この考えは、自分がフランスに留学していたというのが一番大きな動機付けになっています。自分の先生の先生、そのまた先生たち、代々続くということ。【コンセルヴァトワーレ】という言葉の意味は“伝統を継承する”に基づいています。その人たちから受け継いできた何かを、僕も伝えられればと思います。」

今回のリサイタル開催に伴い、第1回リサイタルの音源が一枚のCDとなって同日発売されることにも注目したい。この一連の藤田氏による企画は、現地フランスで活躍するフルーティストたちの注目も集めているようだ。前回は、藤田氏が師と仰ぐフランス人フルーティストのフ・イリップ・ピエルロ氏とブノウ・フロマンジェ氏がメッセージを寄せていた。そして今回発売されるCDに寄せて、フランスの巨匠レイモン・ギヨー氏が推薦文を贈っている。

フランスにおいて最高の教育者、それを継ぐフルーティストたちと直に接し、その息吹きを自身の中に取り込んできた藤田氏。氏によって、フランスフルート音楽の素晴らしさを直に感じられる機会はこの6月、間近に迫っている。

ザ・フルート 93号掲載記事より一部抜粋させて戴きました。
全文は掲載号にて、お読み下さい。掲載ありがとうございます。
※画像は「ザ・フルート93号ピックアップ」ページです。
「タファネルとゴーベールの遺産」シリーズの2回目。
そのリサイタルは、6月17日(火)
四谷区民ホール (丸の内線:新宿御苑前)

開場 6:30pm  開演 7:00pm  から始まります。

「タファネルとゴーベールの遺産」シリーズのVol.1

 当日、会場にてCD発売されます。
お問合せ:アトリエ・ソノ−ロ  03-3355-4038

Mail to アトリエ・ソノーロ

 
 
 
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